・FZ400のチェーン調整法を知りたい
・チェーン調整にかかる費用を知りたい
↑のような疑問をお持ちの方や
チェーンメンテナンスをしたことがないという方にはぜひ今回の記事を読んで欲しいです!
調整に必要な工具とは?
自分でやる場合に必要な工具は主にこの5つです↓
チェーン調整に必要なもの
上の工具は値段や質もさまざまでなかなか適正なものを探すのは難しいと思います。
なので今回は僕が買ったものやそれに近い商品を紹介したいと思います。
欲を言えば工具は高い方がいいです。
工具自体の精度が高いのでネジやナットなどを傷つけずに済むことが多いです。
余裕があるなら工具だけでも良いのにするとメンテナンスが楽しくなると思うので、
この記事の最後に理想の工具たちとして紹介しておきますね。
今回使う工具紹介
※Amazonと楽天で同じ商品を探して価格差が開きすぎている場合は代わりの商品を紹介しています。
トルクレンチ
ラチェットレンチ
ラチェットハンドル
ソケット
24mm
27mm
メンテナンススタンド
チェーン調整のやり方
いよいよチェーン調整のやり方を解説していきますが、
調整に関してはチェーンの遊びさえ意識できていればそんなに難しい作業ではないです。
上であげた工具がちゃんと揃っていれば大丈夫です。
先に作業の簡単な流れを書いておくと、
簡単な流れ
- リアタイヤのロックを緩める
- メンテナンススタンドでタイヤを浮かす
- チェーンを調整する
- リアタイヤのロックを締める
- メンテナンススタンドから降ろして再度ロックを締める
5つほど工程がありますが
順番にやってみるとあっけなく終わると思います。
では、一緒にやっていきましょう!
step
1リアタイヤのロックを緩める
必要な工具
タイヤが浮いていない状態でリアタイヤとチェーンを固定している
ナット(セルフロッキングナット)を緩めておくと作業効率がいいと思います。
なんせ浮いてしまうとタイヤが空転してしまって
チカラがうまく伝わらないので全然ナットが緩んでくれません。
なのでここの段階で緩めておきましょう。
やり方としてはバイクを後ろから見た時に
右側のナットをラチェットレンチで固定しつつ、
左側のナットをトルクレンチで緩めていくといった感じです。
トルクレンチは長さがあって力を加えやすいので個人的におすすめです。
目安はナットが手で回せるくらいまで緩めるといいでしょう。
step
2メンテナンススタンドでタイヤを浮かす
必要な工具
次にタイヤを浮かして本格的な調整をしていきましょう。
意外と転倒させてしまう方もいるみたいなので
メンテナンススタンドを初めて使う場合は動画などで予習しておくのがいいと思います。
僕も以下の動画でイメトレを何回かした後にやったら一発でできたのでおすすめです。
step
3チェーンを調整する
必要な工具
チェーン調整はチェーンアジャスターを
緩めることで張り感を調整することができます。
チェーンアジャスターは12mmの板ラチェットレンチで調整ができるので、
左右とも締め込んでいき張りすぎずたるみ過ぎずな状態まで調整します。
チェーンアジャスターのネジ山の数が左右で同じになるように調整しましょう。
ここで覚えておいて欲しいのはチェーンは張りすぎないということです。
チェーンを張りすぎてしまうと以下のようなデメリットと危険性が発生します。
危険性とデメリット
・走行時に異音がする
・ブレーキング時に変なバイブレーションが発生する
・チェーンが切れる可能性もありますので大変危険です。
目安としては調整後に前後スプロケの中間部でチェーンを上に押して2cmほど動かせるのが理想です。
本当は測った方がいいでしょうが、ズボラな僕は指2本(人差し指と中指)くらいの幅でスイングアームに接触しないくらいを目安にしています。
そして調整が終わったら2個あるナットのうち外側のナット(スイングアームから遠い方)を最後にしっかり締め込みましょう。
僕はこのナットが走行中に緩んでしまいスイングアームを変形させてしまったことがあります。
愛車を大事に思うならこの作業は手を抜かずにやりましょう!
ちなみに調整前と後のFZ400を見比べてもらうと違いが明らかだと思います。
調整前のような状態で乗っていると
加速時に不快な振動と音がしたりスイングアームが傷ついたりします。
step
4ナットを仮締めする
調整が終わったらナットを締めておしまいです。
ですが、ここでタイヤを降ろす前にナットを仮締めしておきましょう。
ここで締めるとナットを地面と並行で作業出来るのでやりやすいのに加えて、
もしナットがズレてしまった時に修正がしやすいのでおすすめです。
step
5ナットの本締めをしよう
必要な工具
最後にメンテナンススタンドから降ろして
規定トルク(117Nm)で締め付けて終了です!
お疲れ様でした!!
コツとしてはリアから向かって右側をラチェットレンチなどで固定し
左側をトルクレンチで締め込んでいくといった感じです。
チェーン調整の裏技
僕のFZ400はどうしてもチェーンアジャスターだけでは
目盛りに合わすことができずホイールが斜めに固定されてしまう有様でした。
もしかしたら僕と同じ悩みを持っている人もいるかもしれないので
この場合の解決方法をここに残しておきます。
左右の目盛りを合わせる方法
可能ならチェーンアジャスターのナットを同じくらいところにしておきます。
僕はねじ山の数で合わせましたが、
もっといい方法がある場合は教えてください。
おそらくこの状態ではどちらかのアジャスターが
スカスカに余っていてスイングアームから飛び出すような形になっているのではないでしょうか?
実はタイヤを蹴ることでズレている目盛りが合うんです。
コツはメンテナンススタンドに乗せた状態で
荷掛けフックなどをしっかり掴んでメンテナンススタンドごと車体が動くくらい足裏で蹴っ飛ばすことです。
脳筋プレイだと思ったそこのあなた。
はい、僕もそう思います。
でもこれが1番手っ取り早く調整できるのでおすすめですw
まとめ
- メンテナンススタンドとトルクレンチは必須
- この作業内容なら工賃を払うのは馬鹿らしいかも
今回紹介した商品一覧
トルクレンチ
ラチェットレンチ
ラチェットハンドル
ソケット
24mm
27mm
メンテナンススタンド
理想の工具たち
トルクレンチ
ラチェットレンチ
ラチェットハンドル
ソケット
24mm
27mm