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暑いから半袖で乗るのは違反なのか?通勤ライダーが夏のバイクライフについて書いてみた

2024年7月16日

バイクに半袖で乗るのは法律的にセーフなのか?気をつけることなども一緒に解説しています。

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夏にバイクでお出かけするときに半袖で乗りたいけど、みんなライディングジャケットや長袖で乗っているからいつもパーカーを羽織って乗ってるという方は多いのではないでしょうか?

バイク乗り界隈では「バイクに半袖で乗るなんて言語道断!」という方もいますし、なんだか悪いことをしている気になって着ていないという方も多いでしょう。

今回はタブーであるバイク+半袖という組み合わせについて解説していきます。

半袖でバイクに乗るのは違法なのか?

実はバイクに半袖で乗ること自体は違法でもなんでもありません!

ヘルメットは義務ですが、それ以外の服装に関しては法律で言及されていないので公序良俗に反しない範囲でなら薄着をしても問題ないのです。

ですが違反ではないと分かっていてもなんとなく着づらいと感じることがあると思います。

おそらく教習所で長袖+長ズボン+シューズがバイクのスタイルというふうに教わるのもあると思いますが、街中で見かけるライダーが半袖をあまり着ていないのが半袖に抵抗感を感じる要因かもしれません。

ではなぜ街中ですら半袖ライダーが少ないのか?というのを僕なりに考えてみたので次で解説していきます。

2つの面をもつ半袖バイクはダサいという風潮

バイク界隈の人って半袖を許さない風潮ありますよね。。

ネットを覗けば「メッシュジャケット着ろ!」と言っている人も多くて服装の自由がないなぁと感じることもあるでしょう。

この半袖で乗る=ダサいという構図は2つの意味を持つのではと考えています。

無法者のイメージが強い

まず1つ目はイメージの問題かなと思っています。

街中にも半袖で乗っている人は意外といますが、その多くは原付に乗った半ヘルのお兄さんだったり、イキリダッシュで街を駆け抜ける人だったりとあまり良い印象を与える人がいないのです(そば屋のカブは例外として)

このことから「半袖で乗る人はなんとなく危ない運転をしそうだな」というレッテルを僕らライダーは自然と貼っているのかもしれません。

ちなみに半袖=ダサいという話をする人に若い人のイメージってあるでしょうか?

個人的なイメージになりますが、なんとなくバイク歴の長い方を想像してしまいます。

しかしこの歴の長い人こそ半袖はダメと言いたがるのには次のような理由があると思っています。

長くバイクと付き合うための配慮

僕なんかまさにそうですがバイクに乗っている人同士ってなんとなく仲間意識が強いように感じませんか?

僕は道端で何回か転んでいますが助けてくれるのは決まって通りすがりのライダーです。

そう言った明確なつながりがなくても助け合う精神がライダーの根底にはあると思うので、歴の長いライダーは半袖で乗ったら大怪我や死のリスクを高めることを分かってほしくて半袖を批判するのだと思います。

もし死ななくても乗れなくなってしまうケースは意外と多いですし、もしかしたらそういった人を見てきたからこその言葉なのかもしれませんね。

それでも半袖を着たいあなたへ

ここまで読んでもなお半袖で乗りたいという方の気持ちはよくわかります。

かくいう僕も免許をとってから4年くらいは長袖パーカーやメッシュジャケットで毎夏を乗り切っていましたが、毎年更新する気温に耐えられず通勤時に半袖で走り始めたら魅力に取り憑かれたクチです。

ただ半袖運用してみて初めて気づいたことや普段気をつけていることがあるので次から書いていきますね。

半袖バイクのデメリットとメリット

※個人の見解であり危険行為を助長するような内容ではありません。

デメリット

怪我の覚悟が必要

当然ですが、事故に遭った場合は大怪我をするリスクが長袖や専用のジャケットに比べると上がります。

というか守る部分が少ないので確実に怪我はするでしょう。

もし事故に遭わなくても転倒や立ちゴケをすれば肘から先を地面につけたり、強打することもありえるので大小は問わずケガをする覚悟はしなければなりません。

意外と暑い

ものすごく違和感ある言葉かもしれませんが、半袖でも暑いものは暑いですw

なにが暑いって直射日光をモロで浴びるので皮膚が焼ける感じをダイレクトに感じます。

しかもバイクって基本手を離せないので強制的に片面だけ日焼けするので暑い以上に恥ずかしいです💦

疲労感が残る

体が気だるいような疲労感が下手すると翌日まで残ります。

これは日焼けに関連するようで皮膚に直射日光が当たると人間は体力を奪われるようです、なので露出が多ければ多いほど走りとは別の疲労感を蓄積させてしまうため疲れが残る感覚にさいなまれるようです。

ちなみに目に長時間日光が当たると全身性の疲労と日焼けをしてしまうそうなので真夏はヘルメットのシールドをクリアなものからスモークなどに変更することをオススメします。

日焼けについて調べた記事はこちら↓

心臓に悪い

僕が感じる一番なデメリットは心臓に悪いことですね。

僕が心配性なだけかもしれませんが半袖で乗っていると裸で乗っているかのような頼りなさを感じてしまい、「転んだらどうしよう」とか考えるのでヒヤヒヤしてしまいます。

夏の間半袖運用しても慣れなかったので気になる人にはデメリットになるかと。。

メリット

開放感は抜群

半袖の1番のメリットはこれだなと断言できるくらい気持ちいいです。

膝や肩のプロテクターも長い袖もないのがここまで開放感に繋がるとは思ってもいませんでした、交通量にもよりますが慣れた街中をフラッと走るだけなら最適解かもしれません。

走行時の涼しさ

さっき暑いとか言っておいてなんですが、走行中は風をダイレクトに感じるのでめちゃくちゃ涼しいです!

実際僕はメッシュジャケット信者でツーリング時は絶対に着用しますがメッシュでも意外と風の通りを邪魔してしまうのと汗を吸って重くなるので涼しさでは半袖に敵いません💦

気兼ねなくお店に入れる

これもジャケットなどを着ているとなかなかできませんよね。

バイクにジャケットをかけて店に行く人もいますが、僕は盗難が怖くて結局ジャケットを小脇に抱えながらスーパーに行ったりしていたので何の予備動作もなく入れることはライフスタイルにバイクを組み込むうえでとても重要な部分でもあります。

ただ半袖で乗るより快適な方法

デメリットでも書いた通り、ただ半袖で乗るのは10分が限界だと思います(それ以上は日焼け感との戦い)

僕も半袖をベースに色々考えて試してはみましたが最終的にアームカバーをつけるのが最適解だという結論に至りました。

アームカバーを昨夏ほぼ毎日使ってみて感じたことや商品選びのコツなどは以下の記事でまとめましたので併せて読んでみてください↓

半袖で乗るならやっぱり

これから半袖で乗り始めるという人も今まで散々乗ってきたという人もやはり気をつけておきたいのは生活に支障が出るケガですよね。

正直リスキーな乗り方であることは変わらないので用心して走るに越したことはありません。

そこで最後に走行中に気をつけることを4つお伝えしたいと思います。

車間距離を1.5倍あける

プロテクター付きのジャケットや長袖を着ている時に比べて1.5倍の車間距離を保つようにしましょう。

この車間距離は近ければ近いほど視野が狭くなりがちなので相手が急ブレーキや急ハンドルをきった場合も対応が遅れて追突するかパニックブレーキで転けるかするでしょうし、イライラして無理な追い越しをすればバイクのアンバランスや車との接触も考えられるのでデメリットしかありません。

だからたとえ暑さで集中力が削がれていても対応できるように車間距離は1.5倍くらい開けておくようにしましょう。

それと同時に、

譲り合いの精神をもつ

ようにするとさらに安全性が高まります。

車間を開けて強引で下手くそなタクシーやサンデードライバーに道を譲ってあげるくらいの心の余裕を持つことがケガをしない秘訣です。

上記のようなドライバーは基本的に自分以外見えていないので車自体が凶器とかしていますから下手に関わると最悪命を取られかねませんw

「しょうがねぇなぁ」とヘルメットの中で呟きながらバンバン譲りましょうw

この譲り合いの心を持つためには、

5分前行動を心がける

やはりこれですね。

無茶な時間は焦りを生み、平常心ではいられなくなります。

僕も過去に2回事故ったことがありますが全て時間のなさで心に焦りがあったために運転が雑になっていたのが原因です。

焦りからは無茶な操作と法定外の速度しか生まれません。

ぜひ半袖の時だけでも十分な時間配分で運転を試みてください。

無理せず休む

半袖で運転するということは暑さの厳しい夏に運転するということでしょうから当然暑さで通常時よりも体力が奪われています。

体力が奪われ集中力も無くなっていたら事故を起こすかも知れません。

こまめな休憩もそうですが、「あと10分で着く」とか「次コンビニがあったら休もう」と休憩を先延ばしにすることも実は危険な行為です。

暑さは確実に体内の水分を奪っていきますので最悪自販機で買うくらいの気持ちで休憩した方がいいです。

お金で命拾いしたと思えば決して高く感じないはずです。

まとめ

  • 半袖も一長一短
  • アームカバー最強説
  • 紳士的な走りが半袖ライドの最低基準

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  • この記事を書いた人

けいちゃん

東京を中心にFZ400(4YR)に乗っているライダー。 バイクのメンテナンスや使って良かったものを書いていきます。

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