・プラグ交換に必要な工具はなに?
・プラグ交換にかかる費用が知りたい
今回FZ400を譲り受けてから一度もプラグ交換をしていなかったことを思い出してプラグ交換に挑戦してみました。
正直やる前はどんな工具が必要でどのくらい費用が必要なのかが分かりづらかったのでスパークプラグの交換方法とかかった費用や使った工具などもあわせて記事にしていきます。
あと今回の作業を通して雨ざらしだけは絶対やらない方がいいなと思ったのでそのこともお伝えします(ちなみに僕は雨ざらしにしたことはありません)
作業に必要なもの
後述しますが僕の場合は諸事情により追加で買いました。
が、基本的には2つだけです。
必要なものリスト
プラグ交換の費用
実際にプラグ交換にかかる費用がいくらかかるのか?について
バイク用品チェーン店(以降チェーン店)でやった場合と自分でやった場合で料金の比較をしてみたいと思います。
なおチェーン店4社のHPで確認した最安料金を
ご紹介しているので使うプラグや作業の難解さによって料金は変動すると思います。
今回は僕がAmazonで仕入れた値段で
チェーン店が仕入れたと想定して計算を出していますのでご了承ください。
南海部品
プラグ交換費用の内訳
埼玉県にある越谷店の情報ですので参考程度に...↓
NAPS
プラグ交換費用の内訳
NAPSのHPはこちら↓
2りんかん
プラグ交換費用の内訳
2りんかんのHPはコチラ↓
ライコランド
※ライコランドのHPには工賃が明記されていなかったので他のブログから引用させて頂きました。
プラグ交換費用の内訳
参考にさせて頂いた”はやぶさでいず”様↓
HPに料金が書いてない = 高いという図式が出来上がってますね...闇だ
※ライコランドを批判したいわけではありません。
じゃあ、自分でやってみると・・・
気になる自分でやった場合が以下の通りで店によっては4分の1くらいの料金で済んじゃいます。
ただし自分でやる場合の注意点もありますので後ほどお伝えしますね。
プラグ交換費用の内訳
作業手順
作業手順は4つだけ
いよいよ作業手順の説明に入りますが簡単にまとめると次の4つだけでプラグ交換は完了です、結構簡単でした。
簡単な流れ
- プラグキャップをはずす
- プラグを外す
- 新品プラグをつける
- プラグキャップをつける
たったこれだけです。
工具さえあれば誰でも作業可能ですが
例によって奥側のプラグ(2,3番)は脱着がしづらいのでそこだけが気合の入れどころといった感じですね。
それでは本番いってみましょう。
step
1プラグキャップをはずす
まずはプラグキャップを外していきますが、これはめちゃ簡単です。
何せこのへの字のコードを上に引っ張り上げるだけで外れます。
怖がらずに抜きましょう。
step
2プラグをはずす
次にプラグですがここで初めてプラグレンチの出番です。
プラグレンチを奥まではめたら反時計回りに回すだけです(カンタンだね)
なお回す方向が分かりづらい場合は次の要領でやって見てください。
車両右側(跨った時に右)のプラグはリア側からフロント側に向けて回転させる。
車両左側のプラグはフロントからリア側に向けて回す。
これを守ればプラグは外れます。
step
3新品プラグをつける
プラグが外れたら次は新品のプラグをつけましょう。
つける順番はなんでもいいので奥側のプラグからつけていきましょう。
特にいうことはないですが強いて言えば真っ直ぐにつけることだけを意識しましょう。
あとプラグの上下を間違えないように。
step
”4”プラグキャップをつける
最後にプラグキャップをプラグに真っ直ぐ挿せば終了です。
奥側のプラグコードからつけていくとスムーズに作業ができます。
ちなみにプラグコードには刺すべきプラグ番号があり間違っていると始動できませんのでもし古くて番号が消えている場合は新しくビニテなどで書いておきましょう。
もしど忘れした場合はタンクを外すとプラグの始まりがあるので下の画像を参考に探り当てて見てください。
ちなみにウチのFZ400は…
僕のFZ400(4YR)は前オーナーとバイクを交換してゲットしたものなのですが、
歴代オーナーの誰かが雨ざらしにしていたようで右側のプラグが全然手に負えない状態になっていました…
プラグコードを抜いた時の画像がこちら。
サビと砂利でプラグレンチがしっかりと入らず回せずで八方塞がりでしたね。
なのでエアダスターとパーツクリーナーである程度汚れを吹き飛ばして特殊なオイルでプラグを外したのです。
その最強オイルがこれ!
これは錆びたネジなどを外すために呉工業が開発したルブらしく、
説明によるとちょうどいい温度までネジ自体の温度を下げ縮ませることで隙間を作りルブを浸透させるというシロモノみたいです。
僕は正直疑い半分でしたがワラにもすがる想いで買って使ってみたところ、
これは最強ルブと言っても過言ではないなと確信しました!
なんせ数十分トライしてダメだったプラグが5秒かけて3分待てば回るようになるのですから最強と言っても誇大広告にはならないでしょう。
旧車を直すかもしれないオーナーさんは絶対持ってた方がいいと思います。 前オーナーがどんな保管状態だったかわからない人は特に必要かもしれません。
そう思わせるくらい呆気なくプラグ交換を終わらせてくれたアイテムだからです。
自分でやる場合の注意点4選
僕は今回何事もなくエンジンをかけることができましたが、
ネット界隈を見ているとエンジンがかからなくなったという声も見かけます。
今回作業していて間違えそうだなと思った場面もあったのでここではその部分をお伝えします。
プラグが斜めに挿さっている
2、3番のような奥にスパークプラグを入れなければいけない時は
作業スペースがかなり狭いのでプラグをまっすぐさせずに締め付けてしまう可能性があります。
斜めになっているとエンジンをかけようとしても点火不良をおこす可能性も考えられるので、
真っ直ぐに刺さっているのを確認して、最初は感触を確かめながら優しく手で回しましょう。
回し始めてすぐに回らなくなった場合は斜めに挿さっている可能性もあり、
最悪プラグ側のねじ山がダメになるだけなら新品プラグをもう一回買うだけですみますがエンジン側のねじ山がやられたらヤフオクで競り落とす羽目になるでしょう。
まぁエンジン側の方が頑丈な金属を使っていると思うので可能性は低いでしょうが万が一は起こさない方がいいので慎重に作業しましょう。
プラグの締め付けが強すぎる
次にやらかしそうなのがプラグレンチで締め付ける時に思いっきり締め付けてしまうという可能性です。
これは慣れていてもやりかねないミスなので怖い方はトルクレンチなどを別途買うのもありです。
ちなみに僕はゆっくり弱い力で回して回らなくなったところで締め付け作業をストップしました。
注意点書いてるくせに守らない僕のような大人にはならないでください。
10~12N・m(1.0~1.2kgf・m)と明記されていました。
プラグキャップが奥まで刺さっていない
プラグキャップがしっかり刺さっていないとプラグの点火ができないのでエンジンがかかりません。
最悪一度エンジンがかかって走り始めても振動で外れてしまうリスクも考えられるので3回確認のために上から押して確認しましょう。
プラグキャップはちゃんと刺さるとわずかにカチッと感触が返ってきますが正直分かりづらいです。
なので心配ならもう一度刺し直した方がいいと思います。
実際僕も4本中2本は刺し直して確認しました。
プラグキャップの番号が違う
これを間違えるとエンジンがかかることはないでしょう。
特に多気筒バイクのエンジンは点火する順番が決まっているようで
一本でもプラグキャップを間違えた番号に刺すとエンジンの点火順が狂ってしまい始動ができないようです。
FZ400なら上にある作業手順の画像で番号が確認できるので
見比べながら作業をしてみてください。
おまけ
プラグレンチの長さ比較
プラグレンチはなるべく長いものがいいと僕は言いましたがそれが一発でわかる比較用画像を用意してみました。
僕も最初はよく使われているエーモ○の短い(ホームセンターだと普通サイズ?)やつを使って奥のプラグに挑戦していましたが、とにかく工具を回せる範囲が小さくて作業効率が初心者の僕でも悪いと感じるほどに遅かったのでアマゾンのお急ぎ便にて速攻で長めのを買い直したのです。 可動範囲以外にも長い方が力が加えやすいので外すときはすごい楽ですね。
あとカウルの一部を外す必要がありますが長いとこんな感じで上から緩めることもできるのでさらに作業スピードを上げることができます。
まとめ
- プラグ交換はカンタン
- 旧車は錆びている可能性も考慮する
- 工具選びから整備は始まる
- 心配ならチェーン店に任せるのもアリ
プラグ交換に使った商品一覧